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効率的に資産を増やしていく、「PECDメソッド」って何?

私達の新しい「お金と生き方」の選択肢「パラレルインカム」のはじめ方 泉 正人

効率的に資産を増やしていく、「PECDメソッド」って何?

一度しかない人生。“自分らしく”“豊かに”“自由に”生きたいと思いませんか?

この講座「『パラレルインカム』のはじめ方」では、そうした生き方の実現方法を、身近な生活のお金や会計、経済、資産運用などに関して幅広い見識を持つ「ファイナンシャルアカデミー」の代表・泉正人先生が、わかりやすくレクチャーします。

また3講座が終了するごとに、このメソッドを実践し、自分らしい生き方を手に入れた6名の「パラレルインカム・ストーリー」も紹介。

今、話題の「FIRE」の先をゆく新しいメソッド「パラレルインカム」。みなさんもぜひ、このメソッドを活用して、自由で豊かな人生を自らつくってみませんか?

効率的に資産を増やす方法とは?

今回からはいよいよ、どうやって効率的に資産を増やしていけばいいのか、についての話ですよね。

そうだね。そしてここで僕が提案したいのが、「PECDメソッド」という、ファイナンシャルアカデミーオリジナルの資産形成メソッドなんだ。

PECDメソッド、ですね?

そう。「PECDメソッド」では、資産形成のフェーズを4段階に分け、それぞれの段階で何を行っていけばよいのかという具体的な手法を、誰でも再現できるように明らかにしているんだ。くわしくは、僕の著書『お金をとことん増やしたい人のための「資産運用」超入門』[ディスカヴァー]を読んでもらいたいのだけど、この4つの段階は、

の頭文字である「P・E・C・D」と対応しているんだ。

PLAN、EXPERIENCE、CONCENTRATION、DIVERSIFICATIONで「PECD」。覚えました!

その中で特に、パラレルインカムで資産を増やすにあたっては、「P・E・C」が重要になるので、それぞれについて説明していくね。「D」については、今後の講座で説明させてもらうよ。

よろしくお願いいたします!

【①PLAN(計画)】目標達成のための利回りを知る

まず、P(計画)では「現状把握」「目標設定」「達成手段」という3つのアクションを実践していく。

「現状把握」とは例えば、現時点で運用できる資産はいくらあるか、毎月いくらならば投資に回すことができるか、などを考えることですか?

そうだね。そして「目標設定」では、目標期間としていつまでに達成したいか、目標金額をいくらにしたいか、を考える。

「達成手段」では?

目指すべき利回りが導かれ、PECDの概要を知り、達成手段が何かを知る。ここでは、目標を達成するための「利回り」を知ることが重要になるんだ。

利回りとは、「毎年何%ずつ自分の資産を増やしていく必要があるか」という割合だととらえてほしい。必要な利回りを把握することで、毎年どれだけの資産を増やせばいいかという目標が定まり、正しい計画や投資戦略が立てられるようになるよ。

目標のためにどのくらいの「利回り」が必要かを知るには、次の文章の空白を埋めていく方法がある。

この本では、パラレルインカムに必要な資金として3,000万円を想定しているけれど、いつまでにその金額を貯めるのか、そのために求められる利回りを考えてみよう。

たとえば、貯蓄が500万円、マイホームが3,000万円、ローンの残債が2,500万円の人は、500万円+3,000万円-2,500万円=純資産額1,000万円と計算できる。では、純資産額1,000万円の人が毎年60万円、つまり毎月5万円ずつ貯蓄しながら10年後に3,000万円の資産をつくりたいと思ったら?

えっと…7.7%の利回りが必要となりますね。

ご名答!そして資産を増やす方法としては、ほどほどのリスクで目標達成のために必要なリターンが狙えるものとして、株と不動産が向いているといえるよ。

【②EXPERIENCE(経験) 】トライ&エラーを繰り返す

次のE(経験)では、「学び」「実践」「トライ&エラー」というアクションを回していく。

まず「学び」の段階では、資産運用に必要な知識を習得し、利回りが見込める運用を実行するための下準備を行う。「実践」では、学ぶだけではなく実践し、経験を通じて知識を得ていく。そして「トライ&エラー」では、成功と失敗をしながらトライ&エラーを繰り返していくんだ。

トライはいいとして、エラーも経験しなくちゃいけないんですね。

多くの人が、この経験期をスルーして特定の投資法に集中しがちなんだけど、経験をしながら自分の得意分野を見つけていくことが大切なんだ。多少の失敗は気にする必要はないよ。失っても大丈夫な金額で経験することを最優先に取り組んでいこう。

そうですね。つい投資となると張り切って大金を想像しちゃうので、まずは身の丈に合った金額から。

ちなみにこの経験期は、まだお金を増やす段階ではないからね。それまでの準備期間としてとらえよう。

はい!

株式投資の場合でいうと、「銘柄選びの基準を学ぶ→実際に株を売買する→ほかの選び方や売買方法を試す」というサイクルを回していく。最初のやり方でうまくいかないときは、別のやり方でチャレンジを続けていくんだ。

チャレンジを続けるなかで、知識と経験に裏づけられた自分の基準や投資スタイル、ルールが確立されていくんですね。

【③CONCENTRATION(集中)】集中投資でお金を増やす

経験期で投資スタイルが確立されたら、今度はCの「集中期」に入る。ここでは、「発見」「構築」「再現」のアクションを回していくんだ。

先生、「初心者は分散投資に取り組みましょう」という話をよく耳にするのですが、この点はどうなんですか?

うん、分散投資はリスクが小さく抑えられるかわりに、プラスも小さく抑えられてしまう。パラレルインカム実現に向けてお金を増やすステップでは、「分散よりも集中」がふさわしいといえるかな。

そうなんですね。強く意識をしていないと、いつの間にか分散投資にシフトしてしまいそう…。

そうだね。そうなるパターンが多いので、注意しよう。また株式投資の場合、高利回りを目指せば目指すほど、より成長性の高い銘柄を扱い、資産効率を上げるような手法を取る必要が出てくることも知っておこう。

どういうことですか?

たとえば、利回りの目標が5%であれば、誰もが知っているような大型安定株、高配当株に投資する戦略が考えられる。もちろん、どんな株でもいいというわけではないよ。そして利回りの目標が10%であれば、より成長性が見込まれる中小型株が視野に入ってくる。

中小型株とは?

時価総額が500億円以下の企業を指す。この場合、より投資対象をしっかり見極める必要があるよ。さらに利回り目標が30%となると、高成長株、外国株、信用取引といったものを選択する必要が生じてくる。当然だけど、より高度な知識やテクニックが求められることを忘れてはいけない。

そうですよね。信用取引とか素人が手を出すと大変なことになりそうですもん。

そして、この集中期の段階から株式投資と安定性のある不動産投資の組み合わせを意識していくことも大切なんだ。

なお、集中期には「資金の集中」と「知識の集中」という2つの集中が存在する。

「資金の集中」とは、文字どおり資金を集中させて資産を増やしていくことですよね?「知識の集中」とは?

高く安定した利回りを実現させるために、知識を集中的に積み上げることだよ。

投資の世界では、上位20%が利益を出し、残りの80%が損をしているといわれている。

ええっ!利益を出しているのはたったの上位20%!?

そう。そして利益を出すか損をするかを分けるのは、知識とテクニックを身につけているかどうかなんだ。Jくんもぜひ学びを継続して、20%の利益を出すグループに入ってほしいな。

そうですね。まずは学び。そこから経験を積んでいきます!

次回は、実際にパラレルインカムを実現した人たちのエピソード「パラレルインカム・ストーリー」をお届けします。お楽しみに!