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好決算後に急落!?憧れ銘柄の謎を理解せよ!【初心者株投資63話】

ドタバタ!株投資ルポ うだひろえ

好決算後に急落!?憧れ銘柄の謎を理解せよ!【初心者株投資63話】

夏枯れ相場か、サマーラリーか?酷暑の中、迫られる判断!

これを書いているのは酷暑の8月上旬。しばらく上がり続けていた日経平均もここのところは停滞気味、突然ガクンと落ちる日も何度かありました。買いチャンスなのでは!?と思いますが、ちょっと判断が難しいです。

ここ数カ月、有名銘柄の株価はほとんどが上がり続けてきたわけですから、ガクンと下がったなんて言っても、まだまだ年初来安値に比べれば高値。

どこまで下がるのか、すぐにまた上がるのか、判断できればいいのですが、材料を探してみても出てくるのは「日米金利の上昇基調が嫌気された」などと記載されているネットニュース。これで分かる頭を持っていたら、永遠の投資ビギナーでいるはずないわけです。

ただでさえ「夏枯れ相場」と言われ、投資家が夏休みに入ることで市場が低迷しやすい季節。ただし「サマーラリー」という夏休み前に株が上がりやすい現象もあると言われますし、そういえばここ数年、8月上旬はいつもやきもきしております。

どうして下がったのかよくわからないけど、「下がってる」という事実はある、ならばお盆休みの前にまた上がると信じてここで買うか?う~ん。

ミニ株の機能追加で、気軽にいっぱい買いたくなっちゃう!

考える女性
【画像出典元】「stock.adobe.com/Wayhome Studio」

買うか様子見か…決め手に欠ける状態でぽちぽちといつもの株価チェック。そういえば、楽天証券のミニ株(単元未満株取引)「かぶミニ™」が、楽天証券のスマホ用トレードアプリ「iSpeed」からも買えるようになったんでしたっけ。

試しに、いつもアプリの「お気に入り」に入れてチェックだけはしている高嶺の花、任天堂<7974>の「注文」をタップしてみたら、出てきました!「現物買い」「現物売り」の他にも「かぶミニ(単元未満株)買い」「かぶミニ(単元未満株)売り」が。(画像参照)

これは、より気軽に株取引できちゃって大変。しかも7/31からは、かぶミニ™のリアルタイム取引銘柄に54銘柄追加されたというからこれまたテンション上がります。
参照:「楽天証券

追加銘柄を見ていくと、くら寿司<2695>、日本マクドナルドHLDG<2702>、ジンズホールディングス<3046>、コメダホールディングス<3543>、東映アニメーション<4816>、ワークマン<7564>、サイゼリヤ<7581>などなど、これがミニ株でリアルタイム取引できていいんですか!?と胸躍るラインアップ。

これらが今ちょっと下がっているとなると、どれもこれも買いたくなってしまう恐ろしい性分。

そんな私にストップをかけてくれるのは、リアルな数字。そう、我が家の残高、夏枯れ家計。サマーラリーとはならずに、夏のイベント各種でひたすらお金は出ていくばかり。ミニ株といえども、そう簡単には買えないのが現実です。とほほ。

気になる銘柄の急落は、好決算発表の直後にやってくる?WHY!?

驚く女性
【画像出典元】「stock.adobe.com/Liubomir」

ならば厳選して、今月の1つを選びたい!と思ったところで、先ほど試しに見てみた任天堂の株価チャート。

「日足」を見ると、露骨なほどガクンと下がっています。これは、「買い」では!?といつになく深刻な顔で情報を集めます。だって、憧れの任天堂。こんなチャンス、なかなかないかもしれないじゃないですか。

まずは下がっている理由を把握するべくネットニュースを漁ってみますと、この前日に4~6月期の連結営業利益を発表し、前年同期比82.4%増の1854億円。映画「スーパーマリオ」と「ゼルダの伝説」の新作ゲームが利益を押し上げ、同四半期としては過去最高益を更新したそうです。

うんうん、我が家も家族で「スーパーマリオ」の映画を見に行きましたし、「ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム」も家族がプレイしております。やっぱりね、さすがだよね、過去最高益。

…は?それで、なんで、ガクンと下がっているんですか?

8/3の終値6357円で、決算発表後の翌朝始値が6230円、私が見た時なんて6157円って、WHY?

ニュースによると「材料出尽くし」との見方も出ているため、とのことで、誰がそんな見方をしているのでしょうか。そして、どうしてそれでここまで下がるのでしょうか。ホワーイ!

ニュースを見てもさっぱりわからなかったので、株掲示板を流し読みしました。すると、任天堂は「いつも好決算の後の謎下げがある、そしてその後上がる」とのこと。

なんですかそれ。いつもかい、しかも謎なんかい。

「好決算の後に株価が下がる」ということはちょくちょく聞くことですし、だからこそ「決算またぎ」を避けて決算前に売る人もいるくらい、危ういものなんだということも知っていますが、それはあくまで「元々の株価が高すぎた」「今は良くてもこの先は業績が悪化する予想がされている」などの理由があるはずです。

しかし、天下の任天堂。今後業績が悪化するとは思えませんし、株価も高すぎたとも思えないのですが、「材料出尽くし」で下がるということは、もうこれ以上は上がらないと市場が判断したということでしょうか。

でも、いつもそれで株価はすぐに回復するんですよね。やっぱり、ホワーイ!?怖すぎです。

これはチャンスなのでは、と思えなくもないのですが、今回、私がその「謎下げ」を知ったのは初めてですので、ここから「いつものように」回復するのを見届けてみたいと思います。そして、「次の好決算」で謎の下げを見たら、その時こそ!買おうと思います!