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ミニマルな暮らしに大活躍。サステナブルな「量り売り」のススメ

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ミニマルな暮らしに大活躍。サステナブルな「量り売り」のススメ

【画像出典元】「jackfrog- stock.adobe.com」

SDGsへの取り組みが世界的に注目されています。目標達成のためには、企業だけでなく私たちが日常の暮らしの中でなんらかのアクションを起こすことも重要です。

そんな中、食品ロス削減など環境問題を改善する取り組みの一つとして注目されているのが「量り売り」。必要なものを必要なだけ購入できる販売方法です。

今回は「量り売り」で注目されているショップをご紹介します。

「量り売り」が注目されている理由

量り売り
【画像出典元】「Natalia Deriabina/Shutterstock.com」

持続可能でよりよい世界を目指すために、世界の国々が取り組むべき目標として掲げられているのが「SDGs」(持続可能な開発目標)です。SDGsは17のゴールと169のターゲットで構成されており、先進国・発展途上国関係なく全世界が率先して取り組むことで、地球上の「誰一人取り残さず」、よりよい世界を実現することを誓っています。

さまざまな目標の中でも、日本の達成状況が低い項目の一つが、持続可能な生産・消費を目指す目標12の「つくる責任、つかう責任」です。食品ロスの削減やリサイクルの向上などが含まれる目標で、特に強化が必要と評価されているのです。

そんな中、食品ロスの削減に有効と話題になっているのが「量り売り」です。これまでも、肉やお惣菜などを量り売りしているお店はありましたが、最近では、醤油などの調味料、洗剤、小麦粉などさまざまな商品への展開が進んでいます。

100g単位ではなく、10g単位など少量から購入できるため、本当に必要な量だけ購入できるのが大きなメリット。1人分だけ、1種類だけの「適量」で購入できるので、食品ロスを減らすことができます。

さらに、少量から購入できるので、新しい商品を気軽に試したり、食べ比べや使い比べができたりするのもうれしいポイント。暮らしをコンパクトにしながら、豊かにできる購入スタイルとしても注目されているのです。

野菜や果物なども含め、すべての商品を量り売りで販売するスーパーも登場しています。量った商品を入れるための容器も持ち込みやデポジット形式になっており、環境に優しい新しいスタイルとして、広がりを見せています。

人気量り売りショップ4選

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それでは「量り売り」で購入できる人気のショップをご紹介します。全国展開しているお店もありますが、量り売りに対応している店舗が限られていることも多いので、事前に確認して来店するのがおすすめです。

エコな洗剤をよりエコにする量り売り「ecostoreリフィルステーション」

【画像出典元】「ecostore公式HP

ニュージーランド生まれで自然由来の原料を使った家庭用洗剤、シャンプーなどの販売で知られる「ecostore」。店舗では、洗濯洗剤や食品洗剤、ボディ用ソープなどが量り売りされている「リフィルステーション」が好評です。

通常のボトル入り商品より安く、100ml単位で必要な量を購入できるのが特徴で、容器は専用ボトル以外でも好きな容器に詰めて持ち帰ることができます。店舗によって取り扱っている商品が異なるので、事前に確認の上、利用してください。

【画像出典元】「ecostore公式HP

ナッツやドライフルーツを量り売りで販売「バルクフーズ」

【画像出典元】「バルクフーズ公式Facebook

ナチュラル、オーガニックの食品を中心に約200種以上の食品を揃えた量り売り専門店「バルクフーズ」。ナッツやチョコレートのほか、ハチミツやオリーブオイルなども量り売りで販売されています。

中でも人気なのが乾燥野菜のミックス。お味噌汁ミックスや炊き込みご飯ミックスなど、組み合わせを変えたセットがあり、そのまま加えて煮込んだり炊き込んだりするだけで、野菜たっぷりの食事になると好評です。

ローストピーナッツやマカダミアナッツをそのままペーストにしたナッツバターは、その場で作ったものを量り売りで購入可能。塩や砂糖を一切使わず、ナッツの香りと味わいがそのまま詰まった人気商品です。

【画像提供元】「バルクフーズ公式HP

生鮮食品も乾物もすべて量り売り!「斗々屋」

店内
【画像出典元】「斗々屋公式Instagram

フェアトレード商品や、健康に配慮した食材、ゴミゼロなどの地球環境に優しい商品など、さまざまなこだわりでセレクトされた商品が並ぶのが「斗々屋」です。その大きな特徴は、すべての商品が量り売りで販売されているということ。野菜や果物、お菓子だけでなく、お肉や豆腐、卵、調味料、小麦粉など、あらゆる食品がすべて必要な量だけ購入できます。

価格はすべてグラム単位で付けられており、20gから購入可能。必要な量を計量し、持参した容器に入れ、レジで支払うシステムです。ビニール袋も紙袋も提供されていませんが、容器がない場合はデポジットを払って容器をレンタルできます。

店内
【画像出典元】「斗々屋 京都本店公式Instagram

パリ発オーガニックスーパーの量り売り「ビオセボン」

【画像出典元】「ビオセボン公式HP

パリでスタートしたオーガニック専門のスーパーマーケット「ビオセボン」。店内には、フランス産のワイン、チーズなどのほか、野菜や果物、豆腐や納豆など、普段の食生活に必要な食材が揃っています。

ビオセボンの代名詞にもなっているのが、ナッツやドライフルーツ、お菓子など100種類以上が揃う量り売りコーナーです。専用の紙袋に必要な量を入れて購入するシステムで、20gから購入できます。

新鮮な野菜や果物の一部も量り売りで販売されており、食べきれる量だけ購入できます。

【画像出典元】「ビオセボン公式HP

昔の日本では当たり前だった「量り売り」。必要な量を買って、持ってきた容器に入れて帰るのが日常の風景でした。利便性やサービス向上の流れとともに廃れてきた量り売りですが、
環境に優しい買い物スタイルとして、改めて見直すときに来ているのではないでしょうか。

最初は慣れずに戸惑うことがあっても、自分の暮らしに必要な量を考えながら購入することで、自然と食品ロス削減に貢献するお買い物ができます。食品ロスやゴミの削減にもつながる量り売り。積極的に試してみてはいかがでしょうか。