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精神的にも経済的にも自由になる「パラレルインカム」とは?

私達の新しい「お金と生き方」の選択肢「パラレルインカム」のはじめ方 泉 正人

精神的にも経済的にも自由になる「パラレルインカム」とは?

一度しかない人生。“自分らしく”“豊かに”“自由に”生きたいと思いませんか?

この講座「『パラレルインカム』のはじめ方」では、そうした生き方の実現方法を、身近な生活のお金や会計、経済、資産運用などに関して幅広い見識を持つ「ファイナンシャルアカデミー」の代表・泉正人先生が、わかりやすくレクチャーします。

また3講座が終了するごとに、このメソッドを実践し、自分らしい生き方を手に入れた6名の「パラレルインカム・ストーリー」も紹介。

今、話題の「FIRE」の先をゆく新しいメソッド「パラレルインカム」。みなさんもぜひ、このメソッドを活用して、自由で豊かな人生を自らつくってみませんか?

お金の新常識を体系化した「パラレルインカム」

Jくん、はじめまして。「ファイナンシャルアカデミー」の泉です。

はじめまして。Jです。これから、どうぞよろしくお願いいたします!

Jくんは、どうしてこの講座を受けようと思ったの?

「一度しかない人生を、自分らしく、豊かに、そして自由に生きる。」そのための実現方法をレクチャーしてもらえるというところに惹かれまして。

それはよかった。ありがとう。みんな、お金に左右されたり、お金の不安を感じたりすることなく、好きなことに取り組み、自由に人生の選択をしたいと思っているよね。ちなみにJくんは、どんな人生を理想としている?

家族との時間を大切にできる、財布の中身を気にせず食事をしたり洋服を選んだりできる、憧れていた街に住める、人間関係にしばられずに有意義な人づき合いができる、楽しみながら収入を気にせずに好きな仕事をやれる……。

なかなか具体的かつたくさん出てきたね(笑)。でも、たくさんの願望を持つ一方で、そんな自由は手に入るはずがないという「思い込み」もあるのでは?

図星です。お金を得るためにはひたすら働くしかない、働いてお金を稼ぐには嫌なことも我慢しなければならない、お金の自由を得るかわりに余暇が少なくなるのは当たり前。お金に関しては、何かを得ると何かを失う「トレードオフ」が常識で、多少は妥協しながら折り合いをつけていくのが人生というものだと思っていて……。

そう考えている人が大半なのかもしれない。でも常識は変化していくもの。例えば、直近で世の中に最も大きな変化をもたらした新型コロナウイルスについて考えてみて。僕たちはコロナ禍でさまざまな常識の変化を経験したよね。

そうですね。これまで常識だった通勤のかわりにリモートワークが当たり前になったり、オンラインでコミュニケーションを取る機会や、家で過ごす時間が増えたり。

ビジネスミーティングもこれまでは対面が常識だったけど、今はZoomなどのオンラインツールを使ったミーティングが常識になったよね。社会の常識がどんどん変化していった。

それなのに、お金の常識だけが変化しないはず、ないですよね。

そうなんだ。実際、すでに「お金の新常識」を知って、自由な人生を生きる人が誕生している。それを知らずに日々を過ごすなんて、本当にもったいないことなんだよ。

うわ~。

そこで僕が、自由な人生を生きるためのお金の新常識を体系化してみたのが、この講座で伝えていく「パラレルインカム(Parallel Income)」というメソッドなんだ。

パラレルインカム、ですか。初めて耳にしました。

それもそのはず、これは僕が代表を務めるファイナンシャルアカデミーが考案したオリジナルのメソッドなんだ。

どんな意味なんですか?

日本語に直訳するなら、「所得(収入)の複線化」。ただし、「所得の複線化」といっても、昼間は会社で働き、夜はアルバイトをしてお金を稼ぐということではなくて、自ら労働することによって得られる「労働所得」と並行して、働かなくても自動的かつ定期的に得られる「資産所得」(「不労所得」ともいう)を手に入れるという意味で、パラレルインカムという言葉を使っているんだ。

「お金のなる木」を2本持つような感じですか?

そうだね。すでに持っている大きな木(労働所得)に加えて小さな苗木(資産所得)を着々と育て、お金のなる木を2本持つことで、お金に縛られず、自由な人生をデザインしていくことを目指していく感じかな。

「お金に縛られない」かぁ。最高ですね。

単純にお金に困らないというだけではなく、僕がイメージしているのは、パラレルインカムによって経済的自由を手に入れ、時間の自由も手に入れ、好きな場所に住み、楽しい人間関係をつくる、といったポジティブな人生。好きなことを制約なくできるライフスタイルかな。

壮大ですね。僕にもできるものなのか……。

大丈夫。できるよ!

パラレルインカムとFIREは何が違う?

「所得(収入)を増やす」というと一生懸命働くというイメージが強いかもしれないけれど、パラレルインカムではさっき話したみたいに、自分で働く以外にも資産からお金を得る、つまり不労所得を得る、という方法を使って経済的自由を実現していく。「経済的自由」とは、生活費よりも資産所得(不労所得)の方が多く、何もしなくても生活していくために必要とする以上のお金が不労所得により入ってくる状態、ということ。

先生、「何もしなくても生活できる」と聞いて、今トレンドのFIREを思い浮かべてしまったのですが。

お、FIREのこと、知ってる? 「Financial independence,Retire Early」の略語でFIRE。運用資金を貯蓄でつくり、株式投資を主とした資産運用で生活費をまかなえるようにし、早期リタイアを目指すムーブメントだね。

はい。それとは、違うんですか?

確かにパラレルインカムもFIREも、「何もしなくても生活できるお金を得ている」という意味では似ているし、両者は確かに同じ方向を向いている。けれど、パラレルインカムはFIREのもう少し先にあるゴールを目指すようなイメージかな。その意味で、僕はパラレルインカムを「進化版FIRE」と位置付けている。

おぉ! 進化版、ですか。

FIREとパラレルインカムの違いを整理してみたから見てみよう。細かい内容は、この講座を通じて伝えていくね。

表によると、FIREとは、「経済的自立による早期リタイア」で、リタイアをして仕事から解放された状態がゴールなんですね。

そうだね。FIREを実現したときに得られるのは「時間の自由」。要するに、決まった時間に会社に通勤する必要もないし、あくせく働かなくてもよくなるということだね。

僕もそうですけど、忙しく働いていると、「のんびり過ごしたい」「解放されたい」という思いが強くなるので、早期リタイアしたいと考える気持ち、すごくよくわかります……。

そうだよね。でも実際に早期リタイアした人の多くが時間を持て余して退屈しているという現実があるのも事実なんだよ。

なんと贅沢な。

仮に、Jくんが何の施設もない自然豊かな離島に行ったとしようか。最初は、景色の素晴らしさや海の美しさに感動すると思う。日頃の疲れを癒やし、ビーチで泳いだりボーッとしたり、散歩をしたり、読書をしたりして楽しい時間を過ごせるに違いないよね。

想像しただけで、癒されます。

でも、そんな生活が1か月続いたらどう?

1か月ですか。さすがに退屈してくるかもしれないですね。もしかしたら1週間くらいで自宅に戻りたくなるかもです。

だよね。早期リタイアは、極端な言い方をすれば、そんな起伏のない単調な生活が20年も30年も続くということ。それに、仕事からリタイアして自由気ままに過ごせるといっても、実は意外と質素な生活しかできないという問題もあるんだ。

どういうことですか?

FIREの場合、「仕事から解放される自由を得るかわりに、多少の我慢は仕方がない」という暗黙の了解があるからだよ。

ほぉ……。

たとえば収入目標。後の講座でもくわしく話していくけど、FIREは年間400万円をベースにしている。日本人の給与取得者の1人当たりの平均給与は、2020年の国税庁のデータによると433万円だから、400万円は平均よりも低い金額だよね。

人によってはそれでも不自由がないかもしれませんけど、扶養家族がいたり、社会保険料を全額自分で負担したりしなくちゃいけないことを考えると、決して金銭的にゆとりのある生活ではないですね。

たとえば、45歳で首尾よく早期リタイアに成功したとして、今は人生100年といわれる時代。健康で長生きをすれば、あと50年くらいの時間を生きていく可能性もあるわけで。

質素に50年。う~む……。

それが本当に幸せなのか。一度じっくり考えてみてもいいよね。

パラレルインカムは、誰でも実現できる

でも先生、それは僕だって、仕事で自己実現できたらいいなとは思いますけど、不労所得を作れるものなのか。そもそも手元の貯蓄が少なくて、投資に回せるお金も少ない。自分の年収で経済的自由を実現するなんて、まず無理なんじゃないかと思ってしまうんです。

そんなふうに疑心暗鬼になる気持ちもよくわかるよ。「お金のなる木を2本持って自由な人生が手に入る」と言われても、すぐには信じられないよね。現に、僕自身もお金のなる木を2本持つ前は、考えもしなかったことだったんだ。

え、先生もですか?

そう。ただ、今になって思うのは、昔の自分は勝手な思い込みで判断していたということ。「不労所得を得るのは難しい」「投資なんて難しくて無理」「経済的自由なんて実現できるわけがない」というのは、ただの思い込み。自分の頭で勝手にカベをつくって行動しないなんて、これほどもったいないことはないんだよ。

ズッシリきてます。

パラレルインカムは、考え方とちょっとしたやり方さえ身につければ、誰でも実現することができるもの。それを、これからじっくりこの講座を通して証明していこうと思っているよ。

「パラレルインカム」というメソッドには、そんなライフデザインのあり方が集約されているんだ。このメソッドを活用して、みんなが自由で豊かな人生をつくってくれたら、最高だと思う。

ついていきます。よろしくお願いいたします!

まとめ

「パラレルインカム」とは、すでに持っている大きな木(労働所得)に加え、小さな苗木(資産所得)を着々と育て、お金のなる木を2本持つことで、お金に縛られず、自由な人生をデザインしていくことを目指していくメソッド。

今、話題の「FIRE」に似ているように見えますが、FIREには「仕事から解放される自由を得るかわりに、多少の我慢は仕方がない」という暗黙の了解があるのに比べ、パラレルインカムにはそれがありません。

さらにパラレルインカムは、考え方とちょっとしたやり方さえ身につければ、誰でも実現することができるもの。このメソッドを活用して、自由で豊かな人生を手に入れましょう。

次回は、「『パラレルインカム』で、仕事を持ち続ける理由とは?」についてお話ししていきます。お楽しみに!