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冬の電気代、実は「こたつ」がコスパ大!?さらに節約する方法も

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冬の電気代、実は「こたつ」がコスパ大!?さらに節約する方法も

【画像出典元】「rug_schunaHayashi stock.adobe.com」

冬の暖房器具には、エアコン、ファンヒーター、カーペットなどさまざまな物がありますが、実はその中でも消費電力が少ないのが「こたつ」。上手く活用することで電気代節約を狙えます。

今回は、こたつの電気代がどの程度安いのか、またこたつを使った節約術を紹介していきます。

こたつの電気代はいくら?

こたつの上にみかんとお茶が置かれている
【画像出典元】「hikari_stock stock.adobe.com」

こたつの消費電力は実は低め。弱モードで約100W、強モードで約200W~300Wです。

1時間あたりの電気代は、1kWhあたり27円/kWh(電気料金の一般的な目安)を基準とすると、次のようになります。

【1時間あたりの電気代】
弱モードの場合:100W÷1000×27円/kWh=2.7円
強モードの場合:300W÷1000×27円/kWh=8.1円

他の暖房家電と比べると?

こたつ・・・100W~300W 2.7円~8.1円
ハロゲンヒーター・・・300W~1000W 8.1円~27円
ホットカーペット・・・500W~800W 13.5円~21.6円
パネルヒーター・・・400W~1200W 10.8円~32.4円
エアコン・・・300W~3000W 8.1円~81円

ご覧のように他の暖房機器と比べても、こたつの電気代は安めです。またエアコンなどのように温風で空気を乾燥させないこともメリットです。

こたつの電気代を節約する方法

こたつの内部
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こたつ布団で節約

「こたつ布団」で熱が逃げるのを防ぎます。

<こたつ布団の工夫>
・できるだけサイズの大きなこたつ布団を選ぶ(こたつの天板の幅+100㎝を目安に)
・こたつ布団を2枚、3枚と重ねることで保温の相乗効果が期待できる

サイズを大きく、枚数を多くすると熱が逃げにくくなるため、効率よく温まり電気代も節約できます。

床、フローリング

こたつをそのまま床の上に置くと、床から熱が逃げてしまいますので、床とこたつの間に次のようなものを敷きます。

<床に敷くもの>
・こたつ用敷布団
・カーペット
・ラグ
・保温シート(断熱シート) など

こちらもできるだけサイズが大きく、厚いものの方が効果が大きくなります。

「中」以下で稼働

弱→中→強の順にこたつの電気代も高額になります。

上で紹介したような対策を施し、むやみやたらとこたつから出入りしなければ、弱や中でも十分な暖かさを得られます。強はすぐに暖めたい場合などに限定して使うようにしましょう。

エアコンとこたつの併用も節電効果大!

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暖房は、部屋全体を暖める「メイン暖房」、手や足元を局所的に暖める「サブ暖房」の大きく2つに分類されます。

メイン暖房:エアコン、床暖房、オイルヒーター、ファンヒーター など
サブ暖房:こたつ、ハロゲンヒーター、カーペット、あんか など

メイン暖房+サブ暖房を組み合わせた方が、片方だけをフル稼働させるよりも、効率よく暖を取ることができ、電気代もトータルでは節約になることがあります。

ちなみに、この中でおすすめなのは「エアコン+こたつ」の組み合わせ。

「暖かい空気は部屋の上部に、冷たい空気は下部にたまりやすい」という性質上、エアコンの暖房の風向きを下向きにし、さらに、冷えやすい足元をこたつで暖めます。こうすることで部屋全体、身体全体を、効率よく自然に暖めることができます。

電気プランそのものの見直しも

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電気プランや契約内容そのものを見直してみるのも節約につながることがあります。

・契約アンペア数を下げ基本料金を下げる(ただし一度に使える電気量が減るため注意)
・日中にあまり家にいない場合は「夜間プラン」などを利用する
・「Looopでんき」、「リミックスでんき」、「auでんき」など、いわゆる”新電力”と呼ばれる新しいタイプの料金プランを用意する電力会社に乗り換える など

たとえば「Looopでんき」は、従来の大手電力会社と異なり基本料金を無料にしており、その分従量料金をやや割高に設定しています。

さまざまな電力会社、プランを選べる時代になっていますので、自分の生活に合ったものに見直すことで、電気代を根本的に削減することが狙えます。

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このように、昔ながらの暖房器具であるこたつですが、今も消費電力の少ないエコロジーな器具であることには変わりません。暖める能力も高く、寒い日でもぽかぽかとした十分な暖かさを得ることができます。今年の冬はこたつを利用した節電に挑戦してみてはいかがでしょう。