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七五三、費用10万超えって普通?安く済ませるポイントは?

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七五三、費用10万超えって普通?安く済ませるポイントは?

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子どもの健やかな成長を祝う七五三。節目だからこそしっかりと祝ってあげたい行事です。でも参拝だけでなく着物などの衣装レンタル、写真撮影など、どのくらいの費用がかかるのかも気になりますね。

今回は、七五三に関するさまざまな費用の相場を調べてみました!費用を安く済ませる方法についてもご紹介します。

着物レンタルに撮影。七五三にかかる費用はどのくらい?

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七五三は、地域の氏神さまへお参りし、これまでの成長に感謝すると共に、これからも末永く見守っていただくよう祈願する行事です。日本伝統の行事なので、男の子も女の子も着物を着て参拝することが多く、その晴れ姿を記念写真にしたり、お祝いしてもらった祖父母を招いて食事会をする人もいます。

七五三にかかる費用の相場は以下のようになっています。

神社での初穂料

初穂料とは神社に参拝した際、神主さんに祈祷してもらうときに必要な費用です。参拝をするだけであれば必要ありませんが、お祓いや祝詞をあげてもらう場合は謝礼として神社に収めます。七五三の場合、神社によっては初穂料を納めると千歳飴などの縁起物をいただける場合もあり、金額によって授与品の内容が異なることもあります。

  • 初穂料の相場:5000円~1万円

写真スタジオでの記念撮影代

着物を着た子どもの晴れ姿を思い出に残す記念撮影。家族の思い出として、一家そろって写真撮影をする家庭も少なくありません。写真スタジオでの記念撮影は、撮影料に写真のプリント代、アルバム代などがかかってきます。そのため、プリントやアルバムに収める写真の数によって価格は大きく変わります。

  • 写真スタジオでの記念撮影代の相場:2~20万円

衣装代

七五三の衣装は、購入する場合とレンタルする場合があります。購入は呉服店や百貨店の着物売り場などで選べ、7歳の女の子が着る四つ身の着物が最も高価です。レンタルの場合は、レンタル衣装の専門店だけでなく写真スタジオのサービスを利用する人も少なくありません。写真スタジオでは撮影時と参拝時に異なる着物を着られるサービスも人気です。

  • 購入の場合 6~20万円
  • レンタルの場合 1~3万円

着付け代、ヘアメイク代

着物を着る場合は衣装に合わせたヘアメイクも必要です。美容室などでヘアメイクを行うのであれば、その分の着付け代やヘアメイク代がかかります。写真スタジオでレンタルする場合は、衣装レンタルや撮影代に着付けやヘアメイクの費用が含まれている場合もあります。

  • 着付け代、ヘアメイク代の相場:3000円~1万円

食事会の費用

おじいちゃんやおばあちゃんを呼んで一緒に参拝する場合は、参拝後に食事会をする人も多いようです。通常の会食よりちょっと豪華なお店を予約することが多く、その分費用も上がってきます。

  • 食事会(外食)の費用の相場:1人3000円~1万円

内祝いのお返し

七五三のお祝いに対するお返しは不要とも言われています。それでも感謝の気持ちを表すために内祝いとしてお返ししたい場合は、いただいた金額の30~50%を目安に、無理のない範囲でお菓子などを贈るとよいでしょう。

  • 内祝いのお返しの相場:2000円~5000円

交通費(遠方の場合)

遠方の親戚を招待してお祝いをする場合は、交通費や宿泊費の負担についても検討しましょう。声かけの前に費用負担をどうするかを検討しておき、その後の関係性に影響を与えないようにしておくことが重要です。

これらをまとめると、七五三にかかる費用は、約2万~30万円です。 お金をかける場合とかけない場合とでは10倍以上の差が出ることもあります。節約したい場合は、お金をかける部分を明確にして他は節約するなどの方法をとるご家庭も多いようです。

七五三にかかる費用を上手に節約する方法

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衣装に写真撮影、初穂料など、七五三の費用は思った以上にかかってしまいます。上手に節約するポイントには以下のようなものがあります。

衣装はレンタルを利用

何度も着るわけではない七五三の衣装は、同性の兄弟姉妹がいる、親戚に着てもらう予定があるなどの理由がない限り、レンタルの方が節約できます。着物は一度着ると保管やクリーニングなどの費用も必要です。メンテ費用もかからないレンタル衣装を検討しましょう。

撮影を工夫する

写真撮影も節約ポイントの1つ。七五三のプランを作っている写真スタジオは多いので、衣装代のほか、アルバム代やプリント代も含めたセットプランの費用を比較してみましょう。参拝に同行してスナップ写真を撮影する出張撮影は、スタジオ撮影より安くできます。きちんとした記念写真にはなりませんが、子どもや家族の自然な姿を残せると人気です。写真はデジタルデータでもらい、アルバムは自分でフォトブックサービスなどを活用するとより節約できます。

早期割引やクーポンを活用する

写真スタジオや衣装レンタル店では、早期予約による割引サービスや期間限定のクーポン配付などを行っている場合があります。各店舗のホームページなどで情報発信されているのでこまめにチェックしてみましょう。

思わぬ出費に要注意

どんなに節約しても、思わぬ出費で余計な費用がかかっては本末転倒です。神社に参拝する際の駐車場代といった交通費のほか、母親が着物を着る場合には着付け、メイク代など、しっかりシミュレーションして予算を組みましょう。不測の事態に備えた予備費用を考えておくと安心ですね。

着物を着たかわいい子どもの姿は、成長が感じられてうれしいもの。せっかくのお祝いごとなので、お金をかけるべきところには使いつつ、上手に節約できるよう計画したいですね。ポイントをおさえて、費用を抑えながら満足感のある七五三にしていきましょう。