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「住み放題サービス」で二拠点生活!リモートワークは好きな場所で

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「住み放題サービス」で二拠点生活!リモートワークは好きな場所で

【画像出典元】「show999- stock.adobe.com」

新型コロナウイルスにより私たちの生活様式は変わりつつありますが、そのような中で注目されているのが、地方やリゾート地でのデュアルライフ(二拠点生活)です。

今回は、「ADDress」、「HafH(ハフ)」、「Hostel Life」の3つの定額住み放題サービスとともに、デュアルライフという新しい生活スタイルについて紹介していきます。

「定額住み放題サービス」とは

山奥にあるロッジ風の別荘
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「定額住み放題サービス」とは、各地の居住施設や物件に定額で滞在できるサービスです。

古民家、ゲストハウス、タワーマンションの一室、別荘を丸々貸し切れるものまでさまざまなタイプがありますが、いずれも料金が「定額」であるというのが共通点です。

WiFi環境や家具などは設備されていることが多く、気軽に多拠点居住できるのもメリットです。

また、特定のエリアだけでなく全国各地の拠点を利用できるため、「今回は〇〇県に滞在、次回は△△県に滞在」といったように、さまざまなエリアを渡り歩けるのも魅力です。

賃貸とは違うの?

賃貸のように、住む上で賃貸契約・敷金・礼金・保証人などのやりとりは基本的には発生しません。サービスの会員になるだけであり、滞在場所の予約などもスマホから簡単に行えます。

どちらかといえば「ホテル暮らし」のイメージに近く、居住施設に一時的に住み込み、その利用料金が定額であるというサービスとなります。

「定額住み放題サービス」が今注目される理由

旅行用のトランクを引きずり旅に出ようとする人
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定額住み放題サービスが注目されている背景には、新型コロナウイルスによってもたらされた「リモートワーク」の普及も関係しているといわれています。

「せっかくリモートワークなので自然豊かな田舎やリゾート地で働きたい」、「自宅の部屋で働き続けるのは気が滅入るので気分転換したい」等のニーズにマッチしたことが功を奏しているようです。

コロナ以前の利用者は、フリーランサーなどの自由業、定年退職後のシニア層などが目立っていましたが、コロナ後は一般的なサラリーマンの利用者が急増しています。

リモートワークを導入する企業は増えてきているため、「週の半分は都心部の自宅で働き、残りの半分は住み放題サービスを使って遠方地で働く」といったようなデュアルライフ(二拠点生活)な仕事スタイルが、今後はより普及していくかもしれません。

月額4万円で住み放題の「ADDress」

山村の古風な木造の建物が立ち並ぶ観光街
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「ADDress」は低価格で拠点移住を楽しめる住み放題サービスです。

<ADDresの特徴>
・月額4万4000円~で住み放題、何度でも移動OK(ただし同じ個室の連続予約は最大7日まで)
・電気代、ガス代、水道代はすべて込み
・敷金、礼金、補償金などの初期費用は一切なし
・WiFi、寝具、キッチン、調理道具、家具、洗濯機、アメニティ完備
・同伴者も1名まで無料で滞在可能
・ANAと提携、プラス3万円で国内線を安く利用できる など

ADDresは全国に60の拠点があり、その多くは別荘や古民家などを改装したものとなっています。

WiFiなど通信環境が整備され、コリビング(リビング兼ワーキングスペース)としての改装も施されているため、リモートワークでも扱いやすい環境です。

特徴的なのは、各拠点に「家守」というコンシェルジュが必ず1人は配置されていることであり、周辺エリアの案内や地域イベントの紹介などを行ってくれます。


ADDres

国内外でデュアルライフが楽しめる「HafH(ハフ)」

ゴールドコーストの海岸線とビル街
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「HafH(ハフ)」は、国内のみならず海外も拠点にできるサービスです。

<HafHの特徴>
・国内外の163都市、260拠点に住める
・月額3000円で利用できる短期間型の「おためしHafH」、月額8万2000円で住み放題の「いつもHafH(風)」など、プランを細かく選べる
・WiFiやコワーキングスペースを完備する拠点が多く、リモートワークにも使える
・「HafH Coin」と呼ばれる独自のコイン制度により、部屋のアップグレードなどもしやすい
 など

HafH(ハフ)は、バリ、ゴールドコースト、クアラルンプールなど、海外の観光地にも多々拠点があり、世界を股にかけたリモートワーク生活を満喫することさえできるサービスです。

ライフスタイルに合わせてプランを細かく選べるのも魅力で、「おためしHafH」であれば、滞在可能日数は最大2日間までとなりますが、わずか月額3000円で利用することができます。

また、各拠点のスペースを月額1万2000円で一般的なコワーキングスペースとして借りることもできます。こちらは使い放題ですが住むことはできません。

HafH

 ホステル泊まり放題「Hostel Life」

若い外国人女性2人がゲストハウスに入っていく
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「Hostel Life」は、全国にあるホステルが泊まり放題となるサービスです。

<Hostel Lifeの特徴>
・全国13拠点のホステルが利用できる(東京・名古屋・大阪・福岡などの主要都市をはじめ、屋久島や台湾などにも拠点あり)
・最も安いプランだと月額1万5000円~で泊まり放題
・1日~のお試し宿泊もあり
・水道光熱費、初期費用無料
・WiFi、家具、ベッド、冷蔵庫など完備、掃除不要 
・法人会員向けプランもあり
など

Hostel Lifeの会員となると、各地のホステルを自由に使える利用権が与えられます。

リモートワークができる人であれば、各地のホステルを渡り歩き、多拠点生活を満喫することができます。

普段は都市部でオフィスワークの人でも、たとえば「会社近くのホステルに泊まり、通勤時間を減らす」など、さまざまな利用手段があります。

料金もリーズナブルであり、最安となる「日~木曜日プラン」であれば、月額1万5000円~の低価格で泊まり放題の環境を得ることも可能です。

学生割引も充実しており、大学のオンライン授業を受けながら日本一周するような生活も夢ではありません。

Hostel Life

 

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このようなサービスを使い、今までとは違う環境で働くことは、作業効率がはかどったり新しいアイデアを生みだしたりすることにつながるかもしれません。本来リモートワークとは自宅で働くことだけを指す言葉ではありませんので、この機会にさまざまな場所で働いてみてはいかがでしょう。