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奨学金、繰り上げ返済のメリット・デメリットは?おすすめの返済方法も解説

かりる 中村 賢司

奨学金、繰り上げ返済のメリット・デメリットは?おすすめの返済方法も解説

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近年、奨学金を受給して進学する学生の割合は5割近いそうです。奨学金を返済中の人は、今後どれだけの利子を払うのか、いつまで返還し続けるのか気になるところですね。奨学金は繰り上げ返済をすることで、支払利息を減らすことや返還する期間を短縮できます。

そこで今回は、奨学金の繰り上げ返済の仕組みや方法、メリット、デメリットなどについて解説します。

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1.    奨学金のシステム・種類をおさらい

奨学金
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1-1  奨学金の制度は「給付型」と「貸与型」の2種類

まず初めに奨学金の制度についておさらいをします。奨学金の制度には大きく分けて2種類あり、返済が必要のない「給付型」と、返済が必要な「貸与型」です。

「給付型」は返済の必要がない分、一定の学力要件を満たし、かつ住民税非課税世帯など受給の条件がやや厳しくなっています。そのため希望しても認定してもらえないこともあります。

「貸与型」は、一般的に利用されることが多く、返済を行わなければいけません。日本学生支援機構の場合、返済は借り入れが終了した半年後から開始されます。

皆さんは、「給付型」と「貸与型」どちらで奨学金の給付を受けましたか。

1-2 奨学金の利息について(第一種・第二種)

奨学金の種類が「貸与型」の場合は、さらに「第一種奨学金」と「第二種奨学金」の2種類に分けられます。「第一種奨学金」は、利息が発生しません。「第二種奨学金」は、借入額に対し利息が発生し、返済期間中も元本に加え利息も返還していく必要があります。

「第二種奨学金」を利用して返済中の人は、支払利息を軽減するためにも繰り上げ返済を検討しても良いかもしれません。

2.    繰り上げ返済の仕組み・やり方について

さまざまなローンの「繰り上げ返済」には、大きく分けてその方法が2種類あります。

毎月の支払い額を軽減する「支払額軽減型」と、毎月の支払い額はそのままで支払期間を短縮する「期間短縮型」です。

奨学金の繰り上げ返済の場合は、後者の「期間短縮型」しか利用できませんので、毎月の返済額を減らすことができませんが、期間を短縮することで支払い総額を軽減することができます。

2-1 繰り上げ返済の申込方法

繰り上げ返済の申込方法は、「郵送」、「ファックス」、「電話」による申し込みの他、パソコンやスマートフォンを利用して「Web」から申し込むことができます。

郵送やファックスの場合は、日本学生支援機構のホームページから繰上返還申込書を印刷して記入し、郵送もしくはファックスで申し込みできます。
 

電話による申し込みの場合は奨学金相談センター(0570-66-63012、平日9時~20時)へ電話をして、繰り上げ返済をしたい旨を伝えます。繰り上げ返済の他、給付及び返還に関する相談も受け付けています。

パソコンやスマートフォンからインターネットを利用して申し込むことができる方法については、次項で解説します。

2-2 スカラネット・パーソナルとは

インターネット経由で繰り上げ返済の申し込み手続きを行う「スカラネット・パーソナル」というサービスがあります。Webで手続きができるので、土・日曜、祝日でも手続きができ、また奨学金情報の閲覧や返済口座などのの確認が24時間可能です。

利用するには日本学生支援機構のホームページから個人情報や返還口座の登録が必要です。
https://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan/kuriage/moshikomi.html

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