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結局「袋分け貯金」が家計管理の最強?続けるコツ3つ

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結局「袋分け貯金」が家計管理の最強?続けるコツ3つ

【画像出典元】「iStock.com/Peshkova」

以前SNSで話題になった「#袋分け貯金」。「生活費の予算を袋(封筒)に振り分けて、1カ月その中の金額でやりくりする」という家計管理の方法で、簡単なのに効果は絶大!「貯金が貯まらない」「家計簿をつけるのが苦手」という、お金管理初心者のために、始め方やうまく続けるためのポイントなどを紹介します。無駄なお金の使い過ぎを防ぎましょう。

お金管理が苦手な夫婦がやるべき3つの家計管理方法

食費や貯金で分ける?週で分ける?袋分け管理の方法は2つ

電卓と、食費・光熱費など費目別の封筒
【画像出典元】「photoAC」

一般的に家計管理で最も重要なのは、収支のバランスを取ること。まず収入から毎月必ず払う固定費や貯金を差し引き、自分が使える生活費はいくらか、ということを明確にしておく必要があります。

予算が決まり、その範囲内で使うことを守りさえすれば、本来細かく家計簿をつける必要はナシ。要は赤字にならずに毎月きちんと貯金ができればOKなのですから。

しかし、予算内に出費を抑えることが難しく苦労する人も多数!そこで、予算を細分化し残りのお金を可視化することで、より予算を守りやすくするのが「袋分け管理」というワケです。

袋分け管理には、ざっくりとふたつの方法があります。

ひとつは、「費目別の袋」を用意する方法。例えば、「食費」「固定費」「貯金」などと書いた袋に、1ヶ月単位の予算金額を振り分けて入れておき、その項目はその中のお金でやりくりする方法です。

もうひとつは、1ヶ月を週で分け、「週別の袋」にその週の予算を入れておく方法。まず必要な固定費などは先に除いておき、生活費のみを週ごとに分けて入れておきます。それで1週間生活するのです。

どちらも、1ヶ月の収入を細かく区切ることが最大のミソ。こうすることで、自分が使える残りの金額をより意識することができ、予算を守りやすくなるのです。

家計簿なしでも大丈夫、袋分け管理をうまく続ける3つのポイント

レジで支払う人
【画像出典元】「iStock.com/Yagi-Studio」

袋分け管理を上手に始めて続けるためにはちょっとしたコツがあります。

ポイントその1

お金を銀行から1カ月分まとめて引き出すこと。ちょこちょこ引き出していたら、手持ちの現金が足りなくなったときについ追加で引き出してしまいがちです。収入をきちんと把握するためにも、お金を引き出すのは1カ月に一度だけと決めておきましょう。

ポイントその2

費目別で袋分けする場合、あまり細かく費目を分けすぎないこと。例えばスーパーで買い物をする際に、食料も洗剤などの日用品を一緒に購入することもあるはずです。もしそのとき、食費とその他で袋を分けていたら支払い時に結構大変!レジでもたついたり後で精算したりと面倒で、結局続かないということに。同じ場所で使う費目は、なるべくまとめておいた方がラクです。

ポイントその3

もし月末に袋の中のお金が余ったら、自分のお小遣いとして好きなように使うこと。こうすることで、予算を守るモチベーションが数段UPします!特に週別の袋で管理する場合は、余ったから次の週の袋に足すのではなく、余った分は好きに使いましょう。そのためには、あらかじめ収入からきちんと貯金しておくことが大切です。

封筒だけじゃない!コレを活用して簡単に袋分け管理

無印良品の片面クリアケース
【画像出典元】「無印良品 公式Facebook」

袋分け管理、という名称ですが、「袋」以外のものを活用して分ける方法も人気です。

例えば「クリアファイル」のように、透明で残金が即座にわかるもの。無印良品の「片面クリアケース」のようなタイプなら、お札を入れやすい大きさとジップ式でとても便利。

袋分けを実践している人の中には、外出した際にスマートに支払えるように費目別の財布を用意している人も多いのですが、この片面クリアケースの黒なら財布代わりに使用してもあまり違和感がなく、薄くてかさばらないのでおすすめです。

100均で売っている「シールファイル」も使えます。薄めのポケットがたくさんあるため付箋などを貼って管理しやすく、表紙をバンドで止められるようになっています。

その他、袋分け管理に使いやすいと評判で、圧倒的な人気なのが無印良品の「パスポートケース」。中にクリアケースが3枚ついていて、カード用のスリットや通帳が入れられるポケットも完備。別売りのクリアケースを追加することも可能です。

クレジットカードはどうする?銀行口座で簡単にできる袋分け管理も

スマホアプリWallet+の画面
【画像出典元】「Wallet+ 公式HP

悩ましいのがクレジットカードの利用。その場合は「カード用袋」を用意して、カードで利用した分のお金を他の袋からスライドさせればOKです。使い過ぎを防げるし、引き落とし時にお金が足りなくて慌てることもありません。

その他、決まった費用のためにコツコツ袋分けして貯めるのもおすすめです。例えば美容費や衣服費などを毎月プールしておき、必要なときにその中から使う方法。残金さえあれば欲しいときに気に入ったものをゲットできます。

袋分けは、ゴールが見えている貯金には特に有効です。もし2年に1回財布を買い替えるのであれば、毎月1000円ずつ袋に貯金することで、2年後には2万4000円の財布を手に入れられます。この逆算する方法を車や旅行などにも応用すると、ラクに貯められますよ。

この貯金の袋分け管理は、銀行口座で直接行うこともできます。お金の見える化アプリ「Wallet+(ウォレットプラス)」なら、目的に合わせて預金口座をいくつも作ることが可能。普通預金からのお金のスライドも簡単で、一目で残高がわかりとても便利です。

Wallet+

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毎月の余ったお金を、「お小遣い袋」を作ってまとめておき、ドーンと使うというのもおすすめ。何に使おうか夢が膨らみますね!家計管理も貯金も、目標を持つことが続けるいちばんのポイントのようです。