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FPが警告、地震や火事、事故…20代が入るべき「損害保険」とは

そなえる 白浜 仁子

FPが警告、地震や火事、事故…20代が入るべき「損害保険」とは

【画像出典元】「PhotoAC」

こんにちは。「お金の専門家」の白浜仁子(しらはまともこ)です!

「損害保険ってなんでしょ?」
「う~ん。損害が起きたときに備える保険?」(そのまんまだし・・)
これは、間もなく21歳になる娘の返答。

「じゃあ、その損害って何?( ̄▽ ̄;)」
「車を運転していたら壁にぶつかりバンパーが凹んでしまった、というときの修理費とか?」
(免許を取ったばかりの娘。家の車をボコボコにするのはやめて欲しい・・( ̄▽ ̄;))

ということで!今回は、20代が知っておくべき損害保険について紹介します。

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そもそも損害保険ってどんなもの?

文字通り「損害」が起きたときのために備える「保険」ですが、もう少し丁寧に説明すると「偶然の事故が起こったときに損害分を補償してくれる保険」で、状況によって一定の保険金が支払われます。

ちなみに「生命保険」は全く別種の保険で、人の生死が支払いの理由となります。残された家族などのための死亡保険や、満期まで生存していたときに受け取れる学資保険などがあります。

自動車保険に火災保険、海外旅行保険、所得補償保険…何でもアリの損害保険!

自動車に乗る若い女性
【画像出典元】「iStock.com/maroke」

では、損害って具体的にどういうものか?例えば、前述のように車をぶつけてしまった場合もそうですが、運転していて通行人にケガをさせてしまった場合、運転者や同乗者が被害を受けた場合などは「自動車保険」で修理代や治療費などの費用として保険金が支払われます。

家が火事にあったときに頼れるのは「火災保険」。実は火災だけでなく、台風で家の窓が割れた、屋根が飛ばされたなどの風災や、大雨で床上浸水となったなどの水災も火災保険で補償されます。最近は自然災害が増えているので、自分の家の火災保険はどんな内容か確認しておきましょう。

また自然災害といえば、最近頻発している地震も気になるところです。
地震で家が倒壊するリスクに備えるのは「地震保険」。

ではここで問題です。
「地震が原因で家が火事になった場合は、何で補償されるでしょう?」

火災保険といいたいところですが、正解は、地震保険!ぜひ知っておきたいところです。

その他、旅行好きな人は、旅行中のケガや持ち物の破損、盗難などに備える「海外旅行保険」や「国内旅行傷害保険」。
ケガや病気で働けなくなった場合の収入が心配な人は「所得補償保険」があります。これは、共働き夫婦が増える中、注目度が高まっている保険です。

社会人になりゴルフをする人もいるでしょう。もし、打ったボールが他の人に当たりケガをさせてしまった場合や自身がケガをした場合、ゴルフ用品が壊れたり盗難にあったりした場合などは「ゴルファー保険」が有用です。おもしろいのは、ホールインワンが出たら100万円などとお祝い金が支払われること。これは、昔からホールインワンが出ると盛大にお祝いをする習わしがあり、その費用をカバーしてくれる意味合いがあるのだとか。

ゴルフ保険
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20代の誰もが入っておくべき損害保険は「個人賠償責任保険」!

誰もが入っておくと安心なのが「個人賠償責任保険」です。

これは、例えば自転車で走行中に歩行者と接触してケガをさせた場合や、ショッピング中に商品を落として壊した場合、洗濯機のホースが外れマンションの下の部屋に水漏れをしてしまった場合、犬と散歩しているときに人にかみつきケガをさせた場合、駐車場で人の車に傷をつけてしまったなどなど・・日常生活で他人に損害を与え、損害賠償責任を負ってしまったときに有用です。

100円程度で加入でき、1人が加入していれば家族全員分が補償される優れもの。火災保険や自動車保険などに付帯できるケースが多いので、自分や家族の損害保険を一度確認しておくといいでしょう。

「損害保険」は活動範囲の広がる20代こそおすすめ!

保険のイメージ
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損害保険というとあまり関係ない印象を持つ人もいますが、実は行動範囲の広い20代にとってとても役に立つ、身近な保険です。状況に応じて賢くリスクヘッジをしていきましょう。

※補償内容は個々の保険商品によって異なります。詳細はそれぞれご確認ください。

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